柏餅プロジェクト 第二章
- ともぴろぱん
- 2022年7月22日
- 読了時間: 6分
こんにちは!
ともぴろぱんです。最近週一ペースで自転車に乗り、往復四十キロのコースをサイクリングしています。下り坂を風のように走るときに感じるあの感覚は、何とも言えない高揚感があってやめられないですね笑
僕の自転車は水色のビーチクルーザーなのですが、ギアが付いていないので結構つらいです。しかもカゴもついていないのでお買い物の際は不便ですが、どうにも見た目が可愛くて手放せないんですよね...うんうん笑
はい、ということで、柏餅プロジェクト 第二章、始まり始まり~♪
序章では何やら大口を叩いていたともぴろぱん。
しかしなにから手を付ければいいんだろう。僕はとても悩んでいました。
柏餅に模したオブジェを作ればいいんだろうけど、猫様のベッドだから、当然中は空洞じゃなきゃいけないな。
でも、市販でよくみるタイプのぬいぐるみ製だと、猫様が上に乗った時に潰れてしまう。
柏餅ではなくなってしまう...何より中で健やかにおねんねしている猫様に危険が及ぶかもしれない。
生駒山から差し掛かる夕日に照らされた僕は、途方にくれていた。
型の問題
ザル?!
それは一緒に働く従業員の主婦さんからの鶴の一声だった。
餅の型を紙粘土やワイヤー、バランスボールに濡れた紙をつけて乾かした物を使うなどといった、途方もないことを考えていた僕にとって、ザルを使うというものは画期的に思えた。
ザルを二つ重ねて固定し、綿で包んで、生地で覆えば、
柏餅の餅部分ができるのではないか?
猫様が入る入口部分はあらかじめカットしておけばよいのでは?
とりま僕はザルを用意した。

.....
何かが...
何かが違う...
そうです。
これでは小さすぎて猫様が入室することができない。
もし仮に、大きなザルを使うにしても、餅の質感、餅内部の構造など、細かな調節が難しいのではないかとも思った。
主婦さん、申し訳ない。これでは無理だ...
柏餅プロジェクトにおいてその骨子たる部分の型作りという過程で、
早くも僕は挫折を味わった。
上記の紙粘土はそもそも、大量の紙粘土を使用するし、万が一満足いく形ができたとしても、耐久面はどうなんだろう、すぐ潰れてしまうのではないか。
ワイヤーは?これも駄目だ、すぐ潰れてしまう。バランスボールは??駄目だ、丸すぎる...
柏餅のお餅は完全な球体にあらず。程よい楕円体でなければならない。
そこは譲れなかった。
いたずらに時間だけが過ぎていった。
万事休す。
その刹那、僕の目にあるものが映った。
ダンボールである。
弊社では、商品の配送において、ダンボールを日常的に使っているのである。
ダンボールであれば、型として、ある程度の強度もあるし、切れば形は自由に変えられる。
そして何より、あったかい。
僕は型作りの材料にダンボールを選んだ。
型の設計に関して
よぅし♪
僕はさっそく、ダンボールでどのように型を作るか考えた。
剥かれたみかんの皮のようにダンボールを切って、いくつかのパーツに分けた後、
楕円体に組み立てるのがいいのではないか?
しかしこれでは、型が一枚のダンボールで作成されることになる。
それで十分な強度は担保されるのであろうか。やはり猫様が柏餅の上に乗った時、潰れるのでは?
熟考を重ねるうちに、僕はひらめいた。
ダンボールを重ねればよいのだ。
この文章だけ読んでも、分かりにくいと思うので次の動画を見て欲しい。
次の動画は、僕が立体オブジェの作成にはやっぱ3D設計書でしょ!と、アホ丸出しな考えで、初めて操作したWindowsの3Dbuildのスクリーン動画である。
8倍速にしてある。
何かが歪んでいる。
輪っかにしたパーツから、猫様の入り口部分のパーツを作成する際、
何か設定をミスったのであろう。
まぁ細かい事は気にしないのが僕ともぴろぱん。結構うまくいったんじゃね?
つまり、この作業を通して分かったことは、簡単に言うと、円形に切ったダンボールを積み上げれば、柏餅の型を作ることが可能である、ということである。
続いて僕は、こんなものを作った。

これは、型を作成するのに、何枚の、(それぞれのパーツを作成するに際し)どのくらいの大きさのダンボールが必要なのか。
また、それらをどの順序で重ね合わせればよいのかを表した簡易的な設計図である。
ド文系の僕にとって、到底専門的な設計書が書けるわけもなく、素人に毛が生えた程度のこんなものしか作れまてんでした。
ちなみに画像右部、丸い落書きのようなものは、
所謂「あれぇっ、このボールペン、もうインクなくなったのかぁ?!ちょっと試し書きするかぁ」マークであるのでお気になさらず。
そして、気が付いたら、僕はネットのダンボール専門店で、ダンボールをポチっていた。
(会社在庫のダンボールでは大きな円をくり抜くことができなかったため)
型の作成に関して

勢いでダンボールをポチってから数日後。
会社にダンボールが届いた。
これは下書き完了後のダンボールである。
よく見ると描かれた円の中に数字が書いてあるが、これはダンボールを重ねる順序番号を示している。
以下画像二点、今回僕が使用したダンボールカットにおける心強いツールを簡単に紹介する。

これは、ネットで調べて買った、ダンボールカットにおいて良いとされているカッターと、傷防止マット*2である。なんか動いてしまうので、とりまセロテープで二枚のマットを固定した。ちょっぴり粗雑なともぴろぱん。

これは厚紙で作ったお手製のコンパスである。ダンボールカット前の下書き作業では、大きな円を描く必要があるので、市販のコンパスでは対応できなかったため自分で作った。

記念すべき一枚目のダンボールカット前の写真はこんな感じ。机上に黒い筒状のものは、最近使い始めたお気に入りのHydro Flaskの621ml入る水筒。そう、本稿には無関係の産物である。
そして僕はカッターを手に取り、ダンボールを切り刻んでいった...
スー、スー、
やっぱりネットで調べたカッターが良かったのであろう。
そんなに力をかけずとも、ダンボールが豆腐のように切れていく。
そして気が付けば...


いっちょ上がりである。
あとはこれを、設計書の順番通りに、積み上げ、固定すれば完成である。
せっかくなので、カットしたダンボールを積み上げた早回し動画を撮ったのでご覧ください。
まずは、猫様の入り口がないバージョン
うーん、スズメバチの巣かな???
そしてこれは猫様の入り口をカットしたバージョン
結構それっぽくなった思う。
豆腐のように切れるとは言ったが、100個近いパーツをノンストップでカットしたので、さすがに腕が痛くなった。
こうして、無事に柏餅の餅部分の型が完成したのである。

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました!
ついに動き出した柏餅プロジェクト!
ダンボールをノンストップでカットしているとき、あぁ、僕は何をしているんだろう
と自問自答したり、故郷の小川を思い出したり、白目をむいたりしてました。
なんとか型が完成してよかったです。
次章ではいよいよ、本章で作成した型に肉付けをし、餅の作成に入ります。
お楽しみに(^▽^)/
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