第1話 油染み怪獣 オイルギトン
- 玉ちゃん
- 2022年6月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月1日
こんにちは!
みどりプレスB品発見隊隊長、玉ちゃんです。
発見隊報告


さっそく、私が発見したB品を報告しますね。
今回は油染みの回です。
油染みと言っても、餃子のラー油を垂らしてしまったわけではないのです。
これはミシン油が飛んでしまったと推察できますね。
修理前

修理過程
修理後

詳細事項

☆5です。
この手の汚れは本当に沢山見ます。
お洋服の大量生産時、1品番に1枚は高確率で出てきますね。
そもそもミシン油ってなんだ?って方の為に簡単に説明しますが、
ミシン油って、潤滑油のようなものです。
家庭用のミシンの場合、直接自分でミシン油をさしますが、我々が使う工業用ミシンの場合はミシンの下、この部分に入ってます。

「オイルパン」なんて言ったりします。このタイプは自動でミシン油が給油されます。
で、このミシン油を変えたときに、しっかりミシン周りをお掃除しないと、
油が垂れてしまったりなんかした場合に、知らずに縫製作業をしたときに油が生地についてしまうんですね。
ミシン油は基本的に無色透明なものが多いので、ミシン台についていても、気づかないんですね...
弊社も縫製時は気をつけないと...

☆4です。
今回の場合、結構大きいですね直径で2センチくらいあります。
しかも、近くにちょこんと、全部で2箇所あります。
染みの大きさが小さければいいというわけではありませんが、この大きさでは当然、まず納品はできないです。
ただ、ミシン油は適切な修理を施せば、綺麗に治ります。
安心してください!直りますよ!

☆4です。
上記の通り、この大きさのものであれば、比較的発見は容易です。

☆2です。
専用の溶剤を使用して、簡単に汚れが落ちたので、そんなに修理難易度は高くないです。
ただし、同じようなミシン油汚れでも、生地と溶剤の相性によって、落ちないもしくは、生地が色落ちしてしまう、といったことも発生するので、
修理前に慎重な調査が必要になります。
今回は比較的簡単な修理でした(^▽^)/
以上、検品の鬼、玉ちゃんでした。
ここまでお読みいただいてありがとうございます!
次回、お楽しみに。
Comments